海外カンファレンス参戦時に個人的に心掛けていること(アウトプット関連要素多め)

海外カンファレンス参戦時に個人的に心掛けていること(アウトプット関連要素多め)

Clock Icon2023.05.12

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アライアンス統括部 サービスグループのしんやです。

1本前のブログエントリで「海外カンファレンスイベント参戦の際に役立つ情報まとめ」と題した下記のエントリを書いたのですが、執筆の過程で「これは個人的にも何か書いておいた方が良いな」と思い立ちました。

個人的に書くならばこういう感じが良いかな?と思いしたためたのが当エントリとなります。アウトプット(ブログ方面)に範囲を絞った内容です。

目次

 

個人的海外カンファレンス参戦記録

「個人的に心掛けていること」について書く前に、私個人的なところでの「これまで海外カンファレンスに参加してきた記録」について紹介したいと思います。

クラスメソッドにジョイン以降に私が参戦した海外イベント・海外カンファレンスは以下の通りです。様々なイベントのカンファレンスに参加する事が出来た、回数的にも比較的多めに経験することが出来たのは非常にありがたく嬉しい経験でした。

ちなみに海外カンファレンス参戦に関しては、個人的には以下の双方の種類のエントリを残すようにしています。

  • 技術的なエントリ:基調講演やブレイクアウトセッションの「参加聴講」レポート
  • 技術的なもの以外のエントリ:会場の風景や雰囲気、また会場外で見聞きしたものや体験したことの「観光」レポート

勿論技術系・サービスのカンファレンスなので前者の「技術的なエントリ」が主になりますが、私個人的には「イベント全般で見聞きしたことを完パケしてお届けしたい・記録として残しておきたい」と考えているので後者のレポートについても忘れずに記録として残すように努めています。どちらも記録としてきちんと残しておくことで、後々振り返る時にとても楽ですし役に立っています。

 

個人的に気を付けていること・考えていること・やったこと

...という、私自身のこれまでの参戦スタイルを踏まえて、個人的に「気をつけていること、考えていること、やったこと」について振り返ってみたいと思います。

 

#1.会社のお金で、会社を代表していくということを忘れずに

まぁこの辺りは前提の前提、大前提な訳でして。

決して安くない費用が1人あたりに掛かっていますし、また「会社としてメンバーを募って海外カンファレンスに参加する」ということは何らかのビジネス上の目的があっての行動な訳です。

その点を頭の中に入れた上で行動していきましょう。

 

#2.定められた「仕事」はちゃんとやる

#1と被る部分がありますが、参加に当たっては参加メンバーそれぞれに「ミッション」が課されます。

営業職であれば案件やリードなどの獲得に繋がる活動があるでしょうし、ロールに関わらず「イベントに参加するタイミングで、現地で合流するタイミングで何かをやる」というのも良くあります。

また弊社の場合、エンジニアであればイベント参戦に際して「ブログを書く」というのはほぼ必須でミッションというかタスクとして課されます。『イベントに関するブログを10本(以上)書くこと』というラインが近年の基本線ですね。

イベント参戦の際には、こういった「仕事」をちゃんとこなしていくことが求められます。上記以外にも「参加にあたってこういうことをやります」という宣言やコミットをすることもありますが、やることはちゃんとやっていきたいですね。

 

#3.調べておけるところは予め調べておく。準備が大事

全般的に言えることですが、予め調べておけることは調べておきましょう。

ブログ執筆で言えば「どのセッションに参加してどういうレポートを書くか」については参加前にイベントのアジェンダ、セッションテーブル等でその概要を確認出来ます。自分がどのセッションに興味がありそうか、またレポートとして掛けそうか(書きやすそうか)などを前もって調べておくことで現地参加の際に満足度を高められますし、個人的に聴講必須のものとは別に補欠的な聴講予定のセッションまで検討しておくと現地で「ハズレを引いた」場合に時間を無駄にしないで済みます。

勿論イベント本編以外で、時間の余裕があれば観光的な側面も楽しめるかと思いますのでその辺りの下調べもしておいて色々出来ると楽しいですよね、というのは言わずもがなというところですね。(まぁこの辺は海外旅行行くときと変わらないですね)

「準備」という点では、イベント参戦に際して以下のような観点でそれぞれ「準備」をしておくのが重要です。普段やっていることを踏まえて必要な準備はしておきたいですね。

  • 情報収集する準備
    • イベント公式情報
    • イベントで扱うサービスの情報
  • 情報を記録するための準備
    • テキスト情報:パソコンやメモ帳等の環境
    • 画像や動画:スマホやデジカメ、ICレコーダーなどの記録機器
  • アウトプットするための環境準備
    • どのセッションを/何の内容をアウトプットするかの予定立て
    • 執筆時に活用するテンプレート(雛形)の用意
    • 執筆時の書き方や進め方の練習

 

#4.電源大事、インターネット回線大事

前述「#3」で言及した準備を整え、当日現地で様々な活動を行う上で「電源」と「インターネット回線」はとても重要です。「無いと死ぬ(エンジニア的に)」と言っていいかも知れません。

持参していく電子機器(パソコン、スマートフォン、タブレット、カメラ等)を速やかに効率良く充電・給電するための各種機器は必須です。この辺りはまず間違いなく用意しておいた方が良いでしょう。

  • 電源タップ
  • 充電ケーブル、充電機器
  • モバイルバッテリー

また、海外対応のインターネット環境も忘れずに用意しておくべきです。場合に拠ってはイベント会場でWiFiが利用出来ることもありますが、通信品質に関しては当日現地に行ってみないと分かりませんしそもそもそこに頼るのはギャンブル過ぎます。正直どれだけ必要となるか分からないので「容量無制限」を基本線とした機材のレンタル、機器の設定などをこちらも前もって検討、調整しておいてください。

 

#5.ブログの筋力は前もって付けておこう

「#2」で言及したように、クラスメソッドの場合は海外カンファレンス参戦の際には「一定本数のブログ執筆("10本"が基本的なライン)」がタスクとして求められます。

この本数をクリアしていくためには、普段から継続したブログ執筆を行って「自分がブログ1本書くのにどれくらいの時間と手間を要しているか」と把握しておくことが重要です。

時折社内の会話で「ブログの筋力」という言葉が出てくることがありますが、これはブログ執筆におけるアイデアの考え方、構成力、執筆スピードやクオリティ等の総合力を言い換えたもの、と考えてもらって良いかなと思います。自分のブログ筋力がどれくらいかを把握しておけば、そこから逆算検討してイベント参戦時のレポート執筆における戦略を立てることも可能となります。

普段技術的なブログなら書いてるけどセッションレポートはあんまり書いてないなぁ...という方。確かにブログとしての「内容」の傾向は技術的なブログとは若干傾向が違ってくるかも知れません。幸い過去開催のイベントで技術セッションの動画も公開されていることが大半ですので、気になった場合は過去コンテンツから幾つかピックアップしてセッションレポートを書いてみるのも良いかと思います。何事も練習が大事です。

「いやー、別に現地行けば気合とノリで何とかなるっしょ」と思っている方、ならないです。直前になって慌てないで済むように、自分の(ブログ筋)力を見極めておきましょう。

 

#6.海外イベントの「ブログレポート執筆」は海外渡航前から始まっている

ブログ執筆、ここでは聴講セッションレポートを書くということとして話を進めますが、現地で当日そのタイミングで「エントリの全て」を書く必要はありません。

前もって「どのセッションを聴講するか」というのを決めておけば、イベント参戦前、何なら現地に行く前に書ける部分はあるんです。

セッションレポートの場合、大枠の構成としてはこんな感じになるかと思います。この中で当日そのセッションを聴講しないと分からない部分は「セッション発表内容」なのは当然なのですが、言い換えるとそれ以外の部分は大体が「予め分かっている情報で先に書き進めることが出来る」訳です。

  • こういうイベントに行ってきました
  • このセッションについてレポートします
  • セッションの概要
  • セッション発表内容
  • 総括や感想等で締め

文体や構成はイベント毎に変わってくるかとは思いますが、イベント本編の時間を有効活用するという点ではこの「書ける部分は前もって書いておく」は有効です。

 

#7.何もイベント期間中に全部書き切らないといけない...という訳ではない

海外イベントに現地参戦する、ということは言い換えれば「参戦期間中は海外イベントに集中する」ことでもあり、通常業務は幾分滞る状況も発生します。

ある程度チームメンバーやお客様と調整の上、通常業務が滞らないようにしたりするというムーブも普通に発生します。

この点を踏まえると、海外イベント参戦に伴うアウトプット周りについては極力イベント期間内に達成・消化しておきたいところではあるのですが、必ずしも全ての予定(タスク)をイベント期間内に終わらせなければいけない...という訳でも無いかなとは思います。内容やボリューム、状況を鑑みて

  • イベント期間内に達成・消化しておくことが出来るもの、やっておくべきもの
  • イベント期間内で無くても(イベント後数日〜数週間レベルで出来ていれば)良さそうなもの

を見極め、無理のないスケジュールを立ててこなしていきましょう。

 

#8.写真や動画は撮れるだけ撮っておこう

イベント期間中はセッション内容や会場の様子など、またイベント以外にも現地での観光で色々と刺激的なもの、興味深いもの、楽しい光景などを目にすることが多くなると思います。それらは何かしら記録として残しておかないと、暫く経ったら記憶からも消えてしまいがちです。数年経ったらまるっと忘れてる可能性も高いです。

いつどこでどのような機会があるか分かりませんので、気になったものは可能な限り写真や動画で残しておきましょう。私個人としては海外カンファレンスに出向く際はスマホのカメラとは別にコンパクトデジカメも持参し、イベント期間中だけでも1000枚〜2000枚規模で旅程期間に起こった出来事は極力写真や動画に収めるようにしています。文字だけで説明するのには限界がありますし、状況を表す画が1枚あるだけでも説得力が違います。1本のブログエントリとしても何枚か写真があった方が見栄えもします。「撮っておいて損はない」ものは可能な限り撮っておきましょう。

 

#9.せっかくなので「海外」を楽しもう!

...とまぁ、割と厳し目な切り口でここまで書いてきましたが、せっかくの海外遠征ですし楽しまないと勿体無い!という部分もあるかと思います。

  • やるべきところはやる(仕事的な部分で)!
  • 楽しむ部分はしっかり楽しむ(観光的な部分で)!

のメリハリを付けてイベント期間中を過ごすようにしてください。(そういう意味でも#3の「#3.調べておけるところは予め調べておく。準備が大事」は重要)

 

#10.いのち(健康)をだいじに

現地でバリバリ活動(仕事)出来るのも、また存分にイベントそのものを(観光面を含めて)楽しむのも、健康で元気な身体があってこそです。

海外イベント・カンファレンスのスケジュールは得てしてハードになりがちです。夜中や早朝に移動を強いられる...というのもザラにあります。

聴講セッションのスケジュールもカレンダーびっしりに詰め込みすぎると途中でバテてしまうこともあるかと思います。

イベント毎には積極的に参加しつつも、ちょっと辛いかな〜と思ったときには敢えて休息を取る、回復に宛てる時間を確保する等の判断を取って動くようにしてください。いっとき無理をしたことによって残りの旅程期間を無駄にするほど悲しいことはないです。

 

まとめ

という訳で、海外カンファレンス参戦時に個人的に心掛けていることについて、アウトプット関連要素を多めに振り返ってみました。

今回振り返った内容については、過去のブログエントリでも部分的に言及しているものがあったりします。下記エントリなども合わせてお読み頂けますと幸いです。

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